姿勢について~猫背~
いつもご覧いただきありがとうございます。
今回は、当サロンの考え方で大切にしている姿勢についての内容や重要性を何回かに分けて解説していきます。
いろんな姿勢がある中で一番気にされている方が多い猫背について解説していきます。
最近では、スマホの普及やゲームが身近に出来るようになってから、猫背で悩まれる年齢層がかなり幅広くなっているのが現状です。
特に小学校の低学年から猫背の姿勢に悩まれてる方が増えてきています。
・猫背とは?
・猫背の原因は?
・猫背によって起こりやすいデメッリトとは?
・改善法
に分けて解説していきます。
・猫背とは?
座った猫のように、背中が丸くなっている姿勢のことを指します。
私たち人の背骨は、もともと自然なS字カーブを描いており、上から頸椎(けいつい)胸椎(きょうつい)腰椎(ようつい)となっています。
猫背はそのうちの胸椎が極端に湾曲している状態のことを言います。
一般的な日本人は欧米人の体型と比べると、頭を支えるための体の厚みや筋肉量が少なく、猫背になりやすいといわれています。
猫背を進行させて高齢になると、円背(えんぱい)という深刻な状態におちいります。若いうちに改善して、食い止めたい症状です。
・猫背の原因は?
①長時間同じ姿勢で作業を行う。デスクワークやスマホ、読書などで長時間座った状態を続けることで、頭が前に倒れ背中も丸くなってしまいます。
②筋力の低下。20代過ぎから運動量が減ってしまう方が多く、そのため年々筋力が低下してしまいます。特に足腰の筋力が低下することで、姿勢を保つのが困難になり猫背にせざるを得ない状態になります。
③性格の問題。内向的な性格の方は自然と背中が丸まってしまうことが多く、猫背を引き起こしやすくなります。また、猫背でうつむきがちになると、脳は「落ち込んでいる」と判断し、猫背になることでネガティブな気持ちが生まれる場合もあります。
・猫背によって起こりやすいデメッリトとは?
猫背はさまざまな症状を引き起こす姿勢で、上半身だけではなく下半身にも影響を及ぼします。
どのような症状が起こるのか、以下で見ていきましょう。
- 脳梗塞、頭痛
- 眼の疲れ
- 首こり、肩こり
- 腰痛、椎間板ヘルニア
- 関節痛
- 便秘、消化不良
- 肺機能の低下
- 免疫力の低下
- 思考・判断力の低下
- 自律神経の乱れ
たかが猫背と甘く見ていると、症状はどんどん悪化していき、さらに高齢者の場合は、痴呆や認知症になる可能性も高くなります。
早めのケアを心がけましょう。
・改善法
長時間のデスクワークで背中が丸まった状態になったときなどにぴったりなストレッチをご紹介します。
1.正面を向いた状態で足を肩幅に開いて立つ
2.次に両肩をすくめるようにグッと上方向に持ち上げ、肩甲骨同士を近づけるように肩を後ろに引く。そのまま胸を張った状態でストンッと深呼吸と共に力を抜き、肩を下ろす。
このストレッチを10回繰り返してすると肩の位置が前から後ろへとリセットされる。
当院でも猫背で悩まれてる方に対して、ソフトな猫背矯正を行っていますので、猫背でお困りの方は一度ご相談ください。